ココロのバリアフリーCooking
「はっと汁ばかり食べてはだめ!」
その昔、土地を治めていた領主から「ご法度(禁止)」となった由来のある宮城の郷土料理「はっと汁」(諸説あります)。 昔から受け継がれてきた料理を赤井地区のみなさんと作りました。(令和8年7月31日)

ココロのバリアフリーCookingとは
赤井地区自治協議会が主催する「ココロのバリアフリーCooking」は、 「料理を通して住民間にココロの垣根のない交流」を目指して行われています。
今回は、郷土料理をテーマに「おくずかけ」「カレーはっと汁」を調理しました。
講師の先生は、いつも美味しい学校給食を作っている、東松島市学校給食センターの受託事業者である 株式会社ジーエスエフの調理師の方々です。「カレーはっと汁」は2024年の全国学校給食甲子園で優秀賞を受賞しました。
郷土料理を知っていますか?
みなさんはお住まいの地域の郷土料理を知っていたり、作ったり、食べたことはありますか? 今回調理した「おくずかけ」「はっと汁」はどちらも宮城の郷土料理です。

郷土料理の由来について、豆知識を教えていただきました。 その昔、農民を夢中にさせた「はっと汁」とはどんな料理なのでしょうか?
🥣 おくずかけ

曹洞宗の精進料理から始まったと言われています。お肉など入れず、野菜の味を生かした汁ものです。 しょうゆ味がベースで、家庭によって入れる野菜は様々で正解はありません。
材料:じゃが芋、人参、干ししいたけ、豆腐、油揚げ、つきこんにゃく、いんげん、白石温麺
🍛 はっと汁

宮城県登米地方が発祥と言われています。小麦を練って、野菜と煮込んだら美味しかったことから広がったようです。 こちらもしょうゆ味がベースですが、今回はカレー味にアレンジしました。
材料:すいとん(はっと)、豚肉、玉ねぎ、人参、干ししいたけ、しめじ、油揚げ、油麩、ねぎ
学校給食の取り組みもご紹介

東松島市では野菜不足やメタボの健康課題がある中、学校給食では「おいしく塩eco大作戦」と称する取組で、 薄味の調理を行っています。丁寧に出汁をとり、香りや香辛料、うま味を利用して食材の美味しさを引き出した給食を作っています。
また、郷土料理は知っているが伝えているかというとそうではなく、味は分かるが、 大人になって作っている人は多くはない現状です。「今日は作り方を覚えて家庭で作って、後の継承につなげていきましょう」とお話いただきました。
さあ、作ってみよう!






子どもたち主体で、大人から切り方や調味料の計り方を教えてもらいながら、 少し緊張しながらも真剣に作業を進めていました。 「包丁怖い・・・」と不安な声も聞こえましたが、一生懸命な姿が見られました。
「いただきまーす!」


調理中は「カレーはっと汁は給食で食べたことがある」「うちのおくずかけは〇〇を入れるね」 「家ではサラダやスープを作ってるよ」など、料理を通して世代をこえての交流が深まった教室でした。
郷土料理も親、子、孫と家庭の味が継承されて行くことを願います。